プロジェクト文脈を作る
Brainbaseの最初の価値は、AIが「これは何の話か」を外さなくなることです。
そのために、最初から大量のログを入れるのではなく、プロジェクトごとの前提を小さく作ります。
ここでいうプロジェクトは、開発案件だけではありません。AIに同じ前提で考えてほしいまとまりです。病院やクリニック経営が1つのプロジェクトになることもありますし、採用、収支改善、共同研究、特定の顧客対応を別プロジェクトにすることもあります。
最初に決めること
1つのプロジェクトについて、まず次を埋めます。
- 名前: AIが検索しやすいプロジェクト名
- 目的: 何を達成するためのプロジェクトか
- 関係者: 顧客、担当者、相談相手、意思決定者
- 用語集: 固有名詞、略称、聞き間違えやすい言葉
- 判断基準: このプロジェクトで優先するもの
- 最近の決定: すでに決めたこと、戻してはいけないこと
- 関連フォルダ: CodexやClaude Codeで開く作業場所
用語集が重要な理由
メール、会議メモ、音声要約は、固有名詞をよく間違えます。
AIに「この言葉は何を意味するか」「この表記ゆれは同じものか」を渡しておくと、要約や検索の精度が上がります。
用語集には、きれいな定義だけでなく、表記ゆれも入れます。
- Brainbase: 仕事文脈をAIに渡すMCP。表記ゆれ: ブレインベース, Brain-Base
- SSOT: 正本。AIと人間が同じ前提として見る情報
- Personal KG: 個人の判断や経験を置く場所。すぐ正本にはしないプロジェクトを分けすぎない
最初から細かく分けすぎると、どの文脈を見ればよいか迷います。
まずは「AIに違う前提で考えてほしい単位」で分けます。
- 顧客が違う
- 目的が違う
- 関係者が違う
- 判断基準が違う
このどれも変わらないなら、最初は同じプロジェクトで十分です。
医療経営のように、本人から見ると「全部が病院の話」に見える場合は、最初は病院全体を1つのプロジェクトにして構いません。その後、AIに別の前提で考えてほしい場面が出てきたら、5個程度まで分けて試します。
フォルダとプロジェクトを結びつける
CodexやClaude Codeは、最初にどのフォルダで作業するかを見ます。
そのため、Brainbaseでは「このフォルダはこのプロジェクトの話」と結びつけておくと、AIが文脈を取り違えにくくなります。
たとえば、次のような対応です。
| フォルダ | プロジェクト |
|---|---|
~/work/clinic-management | クリニック経営 |
~/work/brainbase-onboarding | Brainbase導入 |
~/work/research-partner-a | 共同研究A |
フォルダを開いた時点でプロジェクトが決まると、AIはそのプロジェクトの関係者、用語、決定事項を優先して参照できます。
AIに依頼する時の言い方
最初のプロジェクト登録は、CodexやClaude Codeに次のように依頼します。
Brainbaseのオンボーディングを始めたいです。
このリポジトリを見ながら、まず私の仕事・関係者・現在のプロジェクトを整理してください。
正本には勝手に書かず、確認用の下書きとして出してください。AIがいきなり正本を書こうとした場合は止めてください。まず確認用の下書きとして出し、人間が確認してから正本に入れます。